NO.23  大島の汚水・し尿の処理
    −大島の海水浴場の水質検査のデタラメが発覚




平成19年9月5日(水)・・晴れ
 大島海水浴場/水質検査結果
  採水方法で疑い???


○大島の「北部し尿処理池(黒い池)」について調査を続けている。
 
 

○情報公開請求していた「大島/弘法浜」の水質検査結果()が公開された。
 「弘法浜 検査日/5月21日 9:30 判定/AA」と書かれている。

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○担当者に海水の採水方法・場所を質問すると、
  場所は・・弘法浜・海水浴の区域から3カ所。
  採水方法は・・船から

 と答える。

 そして、船で採水した理由を6/25に公表した
 「東京の島の海水浴場、水質判定は全て 適
   〜平成19年度 島しょ海水浴場の水質検査調査結果〜
」()
 を示しながら、
  「大島は大きな島なので、時間の制約もあり船を使った
 と説明する。
  (野田浜/9:10→弘法浜/9:30→砂の浜/10:00→筆島/10:30
   →スズメ浜/10:55→秋の浜/11:15→日の出浜/11:25
)

 しかし、下の文書の下段には
  「<採水方法> 水深1〜1.5mの地点で、水面下0.5m程度の海水を採水
 と書かれている。

 そこで、船の大きさを担当者に聞くと、岡田港にある××丸、
  「トン数 7.5トン、吃水 2メートル
 という。

 吃水が2メートルの船が、水深1.5mの海水浴場まで入りこみ、
  海水を採水する事ができるだろうか?

 船を沖に止めて、泳いで採水したのか? ゴムボートでも出したのか?
  採水の時間から計算しても所要時間は約3時間、泳いでの21カ所の採水は無理だろう。
  ××丸をインタネットとで検索すると、游漁船のようだ。ゴムボートは装備していない。

 東京都が行った大島海水浴場の水質検査、採水方法が違い信用できない。
 
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○環境省の水浴場水質検査判定基準(↓)
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平成19年9月6日(木)・・雨・台風
 大島・海水浴場ー船で、バケツで採水ー
  信用できない水質検査結果 
  

昨日の続き!!
 大島の海水浴場の水質検査、昨日までに「船」を使い海水の採水していた事は分った。
 しかし、船上からどうやって採水したのか? 疑問が湧いてきた。
担当者に確認すると、
バケツで汲み上げ、容器に移した」という。
また「吃水が2m」と言っていたのを、
「大島の職員が目測したので、2mまでは・・・」
と訂正する始末。

 友人である漁船の船長に状況を説明し、アドバイスを求めると、
 「キールから吃水線まで約1.5〜2mの表現のほうが良い、
  自分なら船を水深4mより浅いところには近づけない。
 という。


○環境省の通知()を入手した。それによると
  調査回数・・2日以上で1日2回(午前10時頃及び午後2時頃)測定することとします。
  調査地点・・海水浴場にあっては、水深がおおむね1から.5mの地点において汀線に添って
       500mごとに1点づつ設定することとします。
  採水方法・・各地点の表層(海水浴場にあっては0.5m程度)で行うこととします。

 と書かれている。

 東京都が「船」と「バケツ」でおこなった大島/海水浴場での水質検査は、
環境省の検査方法と全て異なっている事が分かる。
 この「船」と「バケツ」データが、環境省のホームページに、そしてマスコミに
掲載され、広く国民に周知されている。
 
 この事業は、
  福祉保健局健康安全室環境課が担当し、
  大島の島しょ保健所の職員が採水したという。

 2つの保健衛生を担当する職員が関与しながら、
 こんなデタラメな検査方法で行ったデータを環境省に送り、
 公表している東京都の責任は重大だ。


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平成19年9月12日(水)・・雨
 
「北部し尿処理池」近くの海水の水質検査を!!
  
○行革110番が提出しておいた、6月議会での文書質問の回答が届いた。
下の項目は、現在調査中の大島「北部し尿処理池」についての記載だ。
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○文書質問の回答を地図に直すと、
  赤の↓・・行革110番が海洋汚染を心配している「北部し尿処理池」
  青の↓・・海水浴場の水質検査を行った「弘法浜海水浴場」
 ということになる。
 
 
 東京都は、約500メートル離れた地点の海水の「水質検査結果」を掲げ、
   北部し尿処理池の付近の海水は問題ない!!
 とお墨付きを与えたいようだ。
 しかし、この水質検査も環境省の採水方法を無視したもの。

 1983年に作成された下高洞遺跡発掘調査報告書の航空写真にも、
この「北部し尿処理池」は写っており、同じ池に少なくとも26年以上もし尿を
投入し続けていたと推測される。
 
 この現状を考えれば、
  海水が汚染されている事を想定し、
   海岸沿いの海水の水質検査するのは行政の責任だ

 にもかかわらず、500メートルも離れた海水の検査結果と比較するのが東京都だ。

 今からでも遅くはない、
 北部し尿処理池」近くの海水の水質検査を実施し、公開すべきだ。


平成19年9月14日(金)・・晴れ
 
大島/北部し尿処理池 
  ー崖下の水質分析の結果ー

  
○行革110番が8/27に大島に行った目的、実は、
 「北部し尿処理池」の崖下の水・海水を採水し、専門機関に水質分析を依頼するためだった。
 
 
そして、9/10に結果()を受け取った。
矢印は採水地点、「 C O D (化学的酸素要求量)」の値は以下の通り。
 赤の↓・・・崖下に近い岩の間の「海水」・・100mg/L
 緑の↓・・・崖下の割れ目からのたれる「雫」・・・ 90mg/L
 黄色の↓・・崖下に近い岩の間の「海水」・・110mg/L

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    (↑ 8/27に採水した海水の検査結果。採水地点は「黄色の↓」の岩の間)

  <経過>
  8月7日・・ベールに包まれていた大島・北部し尿処理池をヘリコプターで空から視察。
  8月17日・・地上から、北部し尿処理池、及び、崖下のを視察。
  8月27日・・北部し尿処理池の崖下より水、及び、海水を採水し、
       専門機関に水質分析を依頼。 
  9月9日・・・水質分析の結果が届く。



○行革110番は、都・環境局等に自ら調査し「北部し尿処理池の実態を把握してもらおうと
再三、北部し尿処理池の崖下の水ヲ採水し水質分析するよう依頼していた
しかし、環境局は500mも離れた「弘法浜海水浴場の水質検査結果」を盾に拒否し続ける。
 
 大島町は平成19年度に、し尿処理施設・汚泥処理施設を「汚泥再生処理センター」として計画し、
循環型社会形成推進交付金制度」を利用しようとしている、という。
 しかしこの交付金制度、環境影響調査・基本設計・実施設計・工事と完成までに
「概ね5年」かかるという。
 そして完成まで、この北部し尿処理場を使い続けるらしい

 北部し尿処理池の海に続く崖は崩落が続いている。
 このまま5年間も使い続けられるのは問題だ。
 都は水質に関し別のデータを持っているかも知れない。
 しかし、この検査結果がでているのに都に知らせぬ訳にもいかない。
 
 そこで、今日の午後、環境局一般廃棄物対策課長に上記「水質分析の結果」を口頭で伝え、
環境局として考えて対応してほしい、と依頼した。
 課長は「水質検査は大島町が行うものと考える
     大島町には行革110番がおこなった水質分析結果を伝え、助言をする。
     そして、上司にも伝える。」
 と約束してくれた。
 大島町が水質分析を行って、行革110番の分析結果と比較してくれるのが最善の方法だ。

○8/27、北部し尿処理池から500mに位置する「弘法浜海水浴場()
の脇を流れる「沢」の水も採水した。
 結果は「水色の↓」の地点で・・76mg/L

 (↑ 8/7、ヘリコプターより弘法浜海水浴場、砂浜にあるのはプール)


 (↑ 上記写真の「沢」。8/27、採水したときに撮影。
     沢の水は砂浜に浸透し消えていく。)


 弘法浜海水浴場の水質検査は「AA」の「適」。
 しかし、担当者の説明では
 「弘法浜海水浴場は、プール前の岩場付近に利用客が多いので、岩場付近の水を採水した」
 といい地図に印を付けてくれた。
 しかし、
 ヘリからの写真には、岩場付近には客はおらず右側の砂浜でパラソル、泳いでいる人影が写っている。
 
 海水浴場の水質検査をする時は
水深が1〜1.5m、海面から0.5mの海水を採水すること
 と環境省から伝えられている。
 にも変わらず、都・福祉保健局は、船で採水場所をまわった為、所定の深さを守っていなかった事、
採水にはバケツを使い容器に移していたことはは9/5の日記に書いた。
 その上、採水した地点も「海水浴客」がほとんど利用していない岩場ということは、
うつくしい海水」を選んで採水した、と考えられても仕方がない

 利用客のいない岩場付近の海水を、
  その上、採水する地点の深さを偽る、都・福祉保健局!
    信じられるデータを、都民に知らせるのが行政の使命のはずだ。


< COD>
 東京湾環境情報センターのポームページの「東京湾を取り巻く環境/水質」に
 「
CODは水中の有機物などを酸化剤で酸化するときに消費される酸化剤の量を酸素の量に換算したものである。
  つまり、酸化剤の量が少ないほど(数値が低いほど)水が澄んでいることを示し、酸化剤を多く必要とするほど
  (数値が高いほど)濁っていることを示す。
  例えば、一般に1mg/L (1ppm)程度の水は非常にきれいで、渓流の岩魚が棲めるような源流域の数値といえる。
  水道法での水質基準では、「有機物等」は10mg/L (10ppm)以下と定められているが、
  「快適な水質」としては3mg/L (3ppm)以下が望ましいとされている
。」
 と書かれている。(http://www.tbeic.go.jp/kankyo/suishitsu.asp)



平成19年9月25日(火)・・晴れ
 
信じられない/海水浴場の水質検査
  
9/14の日記の続き!!
 大島の北部し尿処理池の調査から、東京都が行っている「海水浴場の水質検査」の
デタラメの実態が次々と浮き彫りになってきている。
 (9/6の日記では、水深1〜1.5メートルで海水を採らなければならないのに
 「船とバケツ」で採っていた事が判明している)
 
○今回判明したのが、「日の出浜・海水浴場」
 
 日の出浜・海水浴場は上記写真()のように、テトラポットで囲まれた「家族向け」の
浅いプールのような海水浴場です。
 当然、船は底がぶつかり海水浴場の中には入れないらしい。
そこで、下図()の赤印の地点の海水をバケツで採ったというのだが、
 2ヶ所は「船を頭だけ海水浴場の中?」に入れかろうじて海水浴場の海水を採ったが、
 最後の1ヶ所は
  テトラポットの外側、
   つまり海水浴場の外側

 の海水を採っていた事が判明した。

 担当した職員は「海に入って海水を採ろう」と思わなかったのだろうか?
 島しょ保健所の職員が行ったというが、保健所の意識とはこんなものなのか!!
 懲戒処分の対象になる事案だ。

    
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○9/14の日記に書いた弘法浜・海水浴場の採水地点を写真に落とすと、下図()のようになる。
 海水浴客が泳がない海の海水を採って、水質検査をするのはムダな事だ。
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平成19年9月26日(水)・・晴れ
 
本会議/猪瀬副知事
 海水浴場/水質分析の費用

  
○13時から本会議。
 共産党の代表質問で「猪瀬副知事の部屋に、新たに便所を作った。」と追及したが、
他の副知事室にもセキュリティーの為に便所がある、と分り尻つぼみ。
 また、猪瀬副知事の発言を取り上げ、追及したが、「赤旗」を手に猪瀬副知事が答弁。
民間副知事がいることで、活気がでてきたようだ。

昨日の日記の続き!!
 情報公開していた以下()の文書が公開された。
   船代金・・・・・・52,500円
   採水用品・・・・・99,256円
   島への旅費の明細
   島しょ保健所長への依頼文

 都・福祉保健局がマスコミに発表した「水質検査結果」では、
  「<採水方法> 水深 1 〜 1.5m の地点で、水面下 0.5 m 程度で海水を採水
 と明確に書かれている。
 「船とバケツ」で海水を採る場合、「水深 1 〜 1.5m の地点」での採水は不可能
 
  船を使えば正確なデータ収集は「無理」と承知しながら、船で海水の採水作業を
 しているのであれば、この船代は担当者に返してもらう事も考えなければ。
  また、旅費の明細を見たところ、「??」が見つかった。また調べる事が増えてしまった。
 
 
 (↑ 「船の借り上げ代」の領収書)

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 (↑ 海水浴場の海水分析の為に購入した請求書の明細)


平成19年9月27日(木)・・晴れ
 
本会議/一般質問
  I O C 委員もさぞ驚く事でしょう!!

  
○13時から本会議、大島町の「北部し尿処理池」に関する質問をした。。
 石原知事の答弁は、海を汚している大島町、そしてだらしない都庁職員の対応に
苛立って
いるように見えた。
 しかし、大島町は地下水を飲料水にしているので北部し尿処理池の移動は出来ない、
と答弁した。
しかし、当分の間は南部し尿処理池を使う事も可能だ、その他の選択肢もいろいろある。
どうせ、環境局長が説明していないのだろう。
 石原知事がオリンピック招致をめざすなら、現場を視察して、考えてもらいたい。
 これでは「 I O C 委員 」を大島に案内する事は出来ないだろう

 オリンピックの招致を目指す東京都、
  その
リゾート地「大島」のし尿処理池から
   太平洋の美しい海を汚し続けていては
    視察に来る「I O C委員」もさぞ驚く事だろう。


 それにしても環境局長、福祉保健局長の答弁、自らの失態を誤魔化すものだった。腹が立つ。
環境・福祉局の実態を徹底的に調査する必要がある。

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      平成199月議会 一般質問
               
行革110番  後藤雄一
 地球温暖化等、環境汚染は深刻です。
 石原知事も地球温暖化の影響を深刻に受けている南太平洋、ツバル・フィジーを
訪れるなど、環境問題に積極的に取り組んでいられます。
 そこで、今回行革110番が調査した伊豆大島のし尿処理池を検証しながら、
環境問題に取り組む職員の意識、正面から立ち向かう難しさ、そして、
島の実態を点検してみたいと思います。
 伊豆大島は、ジェット機が着陸する大島空港、そして整備された元町・岡田の港が2つ!! 
大きなホテル、そして美しい海、大島は一大リゾート地です。
しかし現在も、し尿処理施設、汚泥処理施設がないというのには驚かされました。
神津島・青ヶ島・小笠原等は既に完備されています。

 平成17年度にかかれた環境局職員の出張・復命書には
「大島町にはし尿処理施設がなく素堀穴にし尿を投棄し地下浸透させている。
早い時期に結論を出し、平成19年度完成をめど(目途)に取り掛かる考えはある。」
と書かれ、南部し尿処理池の写真がついてします。
南部し尿処理池は海岸から150mほど陸地に入ったところにありますが、
北部の海岸の崖の上にもう一つ「北部し尿処理池」があります
し尿は「し尿処理施設で処理し、脱水、又は焼却し処分する事」と決められています。
しかし、し尿処理施設が出来るまでの間は、周辺環境に配慮した上なら、
し尿処理池等に投棄しても罰せられないのです。
海岸の崖の上にある「北部し尿処理池」は、「底なし」といわれ、過去30年以上も使われており、
し尿が崖下の海水に漏れ出しているのでは、と指摘する声もあります。

そこで、環境局に「北部し尿処理池」について尋ねると、わからないのです。
平成11年度以降、現地調査をしていないので、資料もないというのです

質問1) なぜ、資料もなく、平成11年度から今まで、現地調査をしなかったのか伺います。
 
 
行革110番は、環境局と大島町が何か隠しているのと考え、8月7日、 ヘリコプターで
北部し尿処理池を空か視察しました。
これが北部し尿処理池の空からの写真です。
 
砂浜が切れたところの海岸線の崖の上の林の中にポッカリと、
真っ黒な50メートルプールのようなものがあります。これが北部し尿処理池です
8月17日、大島町を訪れ「北部し尿処理池」を視察させてほしいとお願いをしたところ、
副町長から許可を頂き現場に入りました。
これが北部し尿処理池の写真です。
 

北部し尿処理池「黒い池」はヘリコプターで見た通り、高い竹やぶにスッポリと囲まれてしました。
池の表面は真っ黒、回りには水が溜まっていましが、
し尿のにおいは全くしませんが、強烈な油の匂いが鼻を突きます。
 大島町は、黒い池の正体について
「し尿処理池の上はコールタールで覆い、匂い・害虫の発生を抑えている」
と説明していましたが、 その後、
「コールタールでなく、自動車のエンジンオイルの廃油です」。
そして、
「10年前まではエンジンオイルを投棄していたが、現在洗浄の為に使っているだけ」
そして、
「現在は、エンジンオイルは一切使っていない」と説明を変えるのです。
しかし、行革110番が8月17日に視察したとき、
し尿を投入するホース付近でも強い油の臭いが残っていました
質問2)  たとえ、洗浄に使ったエンジンオイルでもし尿処理池に投棄するのは好ましくない、
   まして継続的に行われていれば廃棄物処理法に違反する事も考えられ、調査すべきです。
   見解を伺います。

これが「北部し尿処理池」の崖下の写真です。
 
至る所で崖が崩れ、また崖には大きなひび割れが無数にあり、
このまま崖崩れが続けば、し尿処理池の中身がこぼれ出る危険性すら考えられます。
また、岩の割れ目から黄色みがかかった雫がたれているところもありました。
 そこで、行革110番は、北部し尿処理池の崖下の海水から2カ所、そして、
雫の3検体を採り、大阪にある「環境監視研究所」に分析を依頼しました。
届いた検査結果で注目したのが、「C O D」の値です。
崖下の海水から1リットル当たり100 mgと110 mg、崖の割れ目の雫が90 mgの値です。
  CODとは、「化学的酸素要求量」の略で、
「快適な水質」は3 mg以下が望ましいとされています。
大島の海水浴場のCODの値は、0.8 mg から1.9 mgの値が出ています。
つまり、大島の海水浴場と比べても、50倍から100倍の値なのです
 水質汚濁防止法では、工場排水等の特定施設からの排出基準は160 mg以下にしなければなりません。
 この崖下の海水が100 mgという値は、原因物質が太平洋の海水によって希釈された値です。
質問3) 崖下の海水の値「COD 1リットル当り 100 mg」と、崖の上のし尿処理池との因果関係を
   究明するため調査する必要があると思います。見解を伺います。

 環境局に大島町の今後の対応を聞くと、
平成19年度に、し尿処理施設・汚泥処理施設を「汚泥再生処理センター」と計画し、
清掃工場を併設して国の「循環型社会形成推進交付金制度」を活用し整備しようとしている、といいます。
町の計画では、環境影響調査から工事の完成まで「概ね5年」かかるというのです。
そして完成までの間、この北部し尿処理池を使い続ける予定といいます。
質問4) きれいな海を守る為に、「し尿処理施設」が出来るまで北部し尿処理池を海岸から
   離れた別の場所に移し、1日も早く使用を止めるよう大島町に働きかけるべき、
   と考えますが如何でしょう。


質問5) 海を愛する石原知事のお考えも合わせて、お聞かせ下さい。

 
次は、大島の海水浴場の水質検査です。
環境省は毎年6月、全国の海水浴場等の水質検査を各都道府県に依頼し、
ホームページで公表しています。
東京都では福祉保健局健康安全室が行い、伊豆・大島から小笠原・母島まで8つの島の
42カ所の海水浴場を検査し、水質はすべて「○(適)」と判定しました。
 大島はというと、調査した海水浴場は7カ所、1つの海水浴場で3ヶ所からの海水を採って
分析しましたが、ふん便性大腸菌群は一つも検出されていない。
しかし新島、八丈島、小笠原などでは、1個から10個まで検出されています。
ふん便性の大腸菌群ですが、100mlに100個以下なら、海水浴場として問題ありません。
しかし、大島の海水浴場で1個も検出されないのです。おかしいと思いました。
そこで、福祉保健局に海水の採り方を聞くと、
「他の島では、職員が海に入り海水を採ったが、大島は広いので、効率性を考え
船を使い、バケツで汲み上げ」、3時間で作業を完了した。
船は游漁船、7.3トン、キールの下から吃水線まで1.3メートル」というのです。
 環境省からの通知には、調査地点は「水深1メートル から 1.5メートル」
そして「海面から0.5メートル」の海水を採る事、と書かれている。
 同じ伊豆諸島で漁船を所有している漁師さんに聞くと、
波打ち際では、隠れた岩もあり、船を水深4mより浅いところには近づけない。」といいます。
つまり、水深1.5メートルより相当深い地点の海水の分析結果を環境省に報告しているのです。
質問6) 船を利用した理由をお答えください。

 
海水を採った場所を聞いてさらに驚きました。
この写真は、行革110番がヘリコプターから撮影した弘法浜海水浴場の写真です 。
  
 
海水浴場の地図を示し、海水を採った地点を示してほしい、と福祉保健局に頼みました。
すると「弘法浜海水浴場は、プール前の岩場付近に海水浴客が多いので、岩場付近の水を採った」
といい地図に印を付けてくれました。
 写真には赤でマークを付けました。
 しかし、この写真にも岩場付近には海水浴客はいません。地元に聞いても岩場では泳がないといいます。
なぜ岩場で海水を採ったのでしょう。
考えられるのは、砂浜の端にある「小川」です。
これが「小川」の写真です。
 
ビーチボールが転がっています。 
そして、小川の水は海水浴場の砂浜にしみ込んで消えているのが分ります。
その小川の水を分析すると、CODは1リットル当たり76mg。 生活雑排水なのです。
生活雑排水が流れ込む砂浜を避け、岩場の「海水」を採ったのではないでしょうか。
質問7) これでも海水浴場の水質検査ですか。見解を伺います。

 更に驚いたのは、日の出浜海水浴場です。
これが日の出浜の写真です。
  
消波ブロックで囲まれた家族向けの浅いプールのような海水浴場です。
ここでは、消波ブロックの外側、つまり海水浴場の外側の海水まで採っているのです。
質問8) これが福祉保健局の仕事ですか? 今後の対応も含め、お答えください。
質問9) これが現状です。知事の感想も合わせて聞かせて下さい。

 
おまけがあります。
この「北部し尿処理池」の崖の地層から、縄文時代の住居跡等の遺跡が出土し、
東京都教育委員会が「下高洞(しもたかぼら)遺跡」と指定しています。 
 遺跡に指定されると
新たに土木工事等のための穴を掘るときは、事前に通知しなければならない
と明確に規定されています。
 しかし、「遺跡に指定されてから、通知もなく新たに『し尿処理池』が掘られていた事が、
行革110番の調査で判明しましました」。
質問10) 大島町の行為が違法行為にあたるか? また大島町への今後の対応について、伺います。
質問 11) 最後に、し尿処理は大島町の責任です。しかし東京都には専門の部局があり
    指導・助言をしているはずです。
     そして、様々な補助金制度があるにもかかわらず、この有様です。
    この結果から東京都にも責任があると思うのです。そして、環境問題を解決するには、
    現場を重視し従来の行政の枠を踏み超えて、積極的に取り組む必要があると考えますが、
    が知事の見解を聞かせて下さい。


平成19年9月28日(金)・・晴れ
 
大島/南部し尿処理池

昨日の続き!!
 昨日の本会議で、
大島/北部し尿処理池の崖下の海水から「 C O D 」の値が「 100 mg 」を超えている事を指摘し、
海洋汚染を防ぐ為に「北部し尿処理池」を別の場所に移すことを大島町に働きかけるよう要望した。
しかし
石原知事は、飲料水として取っている地下水への汚染を心配し、
今まで通り「北部し尿処理池」の存続を容認する、
発言をした。
 
○大島には北部し尿処理池の他に「南部し尿処理池」が、現在も使用されている。
行革110番が別の場所と考えているのは、この「南部し尿処理池」の東側(都道より)()だ。
白色の破線で地域なら、現在もし尿処理池として使われているすぐそばであり、
石原知事が心配する「飲料水としての地下水汚染」は心配ない! と考えるのだが?
 そこで今日、都・担当者に調べてほしいと頼んでおいた。
 
  拡大すると()。 
   池の左側の白く見えるのが、ホースをつなぐパイプ。

 




平成19年10月3日(水)・・くもり
 
大島の景観回復/島外土砂の持ち込み
 
がんばれ中学生/<大島と水について>

○大島から面白い情報が届いた。
 その文書には「島外の建設土砂(建設残土)、大島への持込を・・・」と書かれている。
 調べると、現在はまだ持ち込まれていないが、計画があるという。
 
○行革110番は先日の都議会で
大島の海岸の崖の上にあり海洋汚染の心配のある「北部し尿処理池」()を移動させ、
使用を止させるよう大島町に働きかけるべきるべき!!

と石原知事に質問をしたところ、
知事は「水源に影響を与える恐れがある」と答弁している。  
   
 


○しかし、石原知事は、わざわざ大島町が「島外残土を持ち込む」ことを知っているのだろうか。
 8/6、ヘリコプターで見たところでは、該当場所はここだろうか?
 土壌検査済みの安全土砂!?!?を使い穴を埋めて景観回復と言うらしいが、
 石原知事が心配する水源に影響はないのだろうか? 心配してしまう!!
  


○15年前の「広報おおしま」()に
  「がんばれ中学生 21世紀、わたしたちの島 <大島と水について>
 と題する投稿があるという。
  大島のきれいな海を守る為に、みんなで工夫する、その通りだ。
 
 「北部し尿処理池」からし尿が。海に漏れ出している可能性は極めて高い。
 町が建設を予定している「し尿処理施設」が出来るまで概ね5年はかかるという。
 なぜ、「南部し尿処理池」等の別の場所を利用する事を考えないのだろう。

 
 大島町のお役人・議会関係者にも「<大島と水について>」を読んでもらい、
 きれいな海を守る事が、観光に重要な事だと再認識してもらいたい
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平成19年10月11日(木)・・くもり
 
大島からの電話?

○朝、大島の関係者と名乗る方から電話を頂いた。要約すると
(行革110番の)目的は何なんだ?
 余計なことをするな。

との趣旨の電話だった。
行革110番の後藤は「世田谷選出」だから、世田谷の事だけやっていろ!!
大島のことに口を出すな! という事らしい。

●一瞬、何を言われているのか理解できなかったが、大島ということなので
行革110番が取り上げている「北部し尿処理池」による海洋汚染の心配!!
の事だろうと推測して、
 「環境を守りたい!! ということだけです
と答えた。
  
 次の「余計なことをするな。」との言葉には呆れてしまった。
都議会で質問していることを、「余計な事」とは頂けない。
私は都議会議員として、東京都の海洋汚染を心配している。
お互い自治体の議員?として、立場立場で信念を持って行動しましょう!

と最後は強くお答えした。
 
●伊豆諸島には離島振興計画に基づき、国の予算が200億円、
そして都の補助金等も多く使われている。
離島振興計画では
潜在的な地域資源のポテンシャルを最大限に生かした非日常的癒しの空間の創出
と書かれている。
大島町は、し尿処理施設がなく、海洋汚染の心配までしなければならない
「北部し尿処理池」の存在は、離島振興計画の「癒しの空間の創出」にはほど遠いい。
そこで「海大好きの石原知事」に問題提起しているのだ。
 先日も行革110番は、都・環境局に対し
  大島の「北部し尿処理池」が海岸の崖の上にあり、し尿が海水に染み出ている
 可能性があり海洋汚染が心配なので、調査を行い、一日でも早く利用を中止し、
 南部し尿処理池などの別の場所に移す事を考えてもらえるように、
 大島町に強く指導・助言をするよう

申し入れている。
 

○先日紹介した「がんばれ中学生 大島と水について」()だが、
発行日の問い合わせがあった。
平成4年10月号の「広報おおしま」に掲載されていたものだ。
 今から15年前に、大島の中学生が「大島の未来」を考えて「大島と水」について
思いを綴ったものだが、当時の中学生が15年先の今の大島を的確に予想していた
のに驚かされた。


 この文章を書いた中学生も、今は30歳ほど!! 
 若い人達に期待したい。


 大島の未来に参考になるはずなので、再度UPしておく。
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成20年7月3日(木)・・晴れ
 大島日帰り
  −水質検査の海水を採りに−
  

○日帰りで大島に出かけた。
 1年ぶりに行った大島「北部し尿処理池」の崖下には、新しい崩落の後が残る。

   

 今回も、崖下の波打ち際のの岩の間から「海水」を採水した。

   

○海水浴場の水質検査は、水深1.5メートル付近で表層から「50cm」で採水すること
と決まっている。
 しかし、行革110番の調査で、東京都環境局は
  「伊豆大島は大きい島なので、時間短縮のため7.5トンの船を使い、
   海水浴場に近づける地点まで船で行き、バケツで海水を汲み上げていた

 と認めている。環境局のデタラメが明らかになった
 そこで今回の調査で、岡田港のすぐそばにある「日の出浜-海水浴場」、
 そしても元町港のそばの「弘法浜-海水浴場」も採水することにした。

 日の出浜海水浴場は、波も静かで家族づれに最適だ。

   

 しかし、通路には排水溝があり、鉄の蓋に「東京・下水道 合流」と書かれている。
どのように処理しているのか、大島支庁に調べてもらう事にした

       



成20年7月18日(金)・・晴れ
 排水は、テトラポットの間から!!

7/3の日記の続き!!
 伊豆大島・日の出浜海水浴場の遊歩道場に設置された、排水溝の図面が公開された。
  工事件名・・平成10年度岡田港排水路建設工事
  担当・・・・東京都港湾局離島港湾部建設課
  
写真のように、民家からの排水は、工事起点から排水溝に流れ込む
 そして、工事終点まで流れ、テトラポットの間から、海に流れるている、という。
 
カラー写真の工事起点〜工事終点まで、下の工事図面と対応している。

     
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○上記図面の右側の「工事終点」部分を拡大すると、右下に
  「波消ブロック据付 21個
と書かれ、排水溝から海に流れるのを隠す(?)為に「21個の波消ブロック」が積まれていたことが
分かる。
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平成19年9/25の日記の続き!!
 伊豆大島・日の出浜海水浴場、東京都環境局が行った水質検査、横着して船を使い
海水浴場の外の海水を採っていた。
 そこで今回、日の出浜海水浴場を調査したが、数値はクリアーしていて、問題なかった

 <参考>
 平成19年9月25日の日記の内容
 日の出浜・海水浴場は上記写真(
)のように、テトラポットで囲まれた「家族向け」の
浅いプールのような海水浴場です。
 当然、船は底がぶつかり海水浴場の中には入れないらしい。
そこで、下図(
)の赤印の地点の海水をバケツで採ったというのだが、
 2ヶ所は「船を頭だけ海水浴場の中?」に入れかろうじて海水浴場の海水を採ったが、
 
最後の1ヶ所は
  テトラポットの外側、
   つまり海水浴場の外側

 の海水を採っていた事が判明した。

 
担当した職員は「海に入って海水を採ろう」と思わなかったのだろうか?
 島しょ保健所の職員が行ったというが、保健所の意識とはこんなものなのか!!
 懲戒処分の対象になる事案だ。



 

  
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