NO.2 応招旅費(費用弁償)の供託方法について

  都議会議員の交通費は1万円。--供託の方法--

1. 現状

 都議会議員になって4ヶ月がたった、議会の中では「当たり前」の事かも知れ
ないが、パン屋の目線で見ると呆れ・驚くことばかり。
 都議会議員には、都議会議員が招集に応じて会議に出席したとき、または委員
会等に出席したとき応招旅費という名目で費用弁償(交通費)として1万円(遠
方は1万2千円)を支給される。
 私の以前(オンブズマン活動のなかで)から「議員の費用弁償(交通費)も、
都庁職員の交通費と同じように、自宅と都庁の間の、公共交通機関による最短距
離の運賃の実費支給」と主張していた。
しかし、どこの自治体も費用弁償の実費支給は計算が面倒くさいと訳の解らぬ
言い訳をして「定額支給」し、「議員の小遣い?」になっているのが現状だ。
 

2. 私は供託しています

 私は、当初から費用弁償は電車賃だけ受け取り、残りは不当利得にあたるので
「供託」すると決めていた。
納税者から見れば、1万円から交通費を除いた残りの部分を東京都に返却すれば
または最初から受け取らなければいいじゃないか? と思うかもしれない。
 しかし、上記行為(返却・受け取り拒否)は「寄付」とみなされ、公職選挙法
199条の「寄付の禁止」にあたり、公職選挙法違反として罰せられることになる。
 9月26日、8月分の応招旅費(臨時議会の1日分)が支給されたので、
「1万円」から自宅(京王線明大前)から都庁(京王線新宿)までの往復運賃
「260円」を引いた「9740円」を法務局に供託した。
 法務局は、前例がないとして一度は受け取りを拒否。
しかし、粘って認めさせた。
法務局の備え付けの「供託書(雑)」と書かれた所定の書式に記入し、
被供託者(石原都知事)に控えを送付するための、被供託者の住所氏名を書いた
80円切手を貼った封筒を用意するだけで供託は完了した。
(私の場合は、供託書の供託の原因たる事実の欄に「別紙の通り」と記入し、
以下の別紙を添付した。)

別紙
  被供託者から供託者に対し、平成13年9月25日付けで、応招旅費8月分
 として受け取った金一万円のうち金9740円について、供託者として、
 平成13年9月25日に受け取ることが出来ない事が判明したので、
 被供託者に対して平成13年9月25日に提供したが受領を
 拒否されたので供託する。


3. 供託の感想。

  交通費で一日1万円。こんなバカな話が通るはずがない。
しかし、他の都議会議員は何の抵抗もなく受け取っている。
1回目の供託は、何とか前例を作ろうと必至だった。
 そして、10月31日には9月分の供託を行った。
9月の議会出席は5回。応招旅費(費用弁償)は1日1万円なので、
封筒には金5万円也が入っていた。
前回の費用弁償は1回分の1万円。今回は5万円。5枚の万札を見ているうちに、
都議会議員の気持ちが解るような気がした。
「返すのはもったいない・・・・」(笑)と。
 景気は最悪だ、パン屋の売上を計算していて身をもって感じる。
いくら景気が悪くても、リストラにあっても庶民は税金は払わなければならない。
パン屋の感覚でソロバンをはじくと、さしずめ材料費が1300円(電車賃)、
売上5万円(議会から支給される)、利益48700円というところだろう
(材料費、加工賃は一切かかない) 50000円-1300円=48700円
こんな儲かる話はない。日常の経費は政務調査費が一ヶ月60万円支給されている。
政務調査費が議員の第二報酬(?)なら、費用弁償は第三報酬(?)。
両者とも非課税である。

注)応招旅費(費用弁償)とは、
 「東京都議会議員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例第9条
   ・・都議会議員が招集に応じて会議に出席したとき、
     又は委員会(理事会を含む。)若しくは東京都議会情報公開条例
     第24条第1項の規程に基づく東京都議会情報公開推進委員会に
     出席したときは、費用弁償として1日につき次の各号に掲げる額
     を支給する。ただし、当該日において第7条又は前条の規程に
     よる費用弁償を受けるときは、この限りではない。
      1. 特別区又は東京都大島支庁、東京都三宅島支庁、
        東京都八丈島支庁の所管区域に住所を有する都議会議員。
                            ・・・1万円
      2. 前号に掲げる都議会議員以外の都議会議員・・1万2千円
 (第7条・第8条は出張のケースを規程)」と規程されている。




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