平成18年6月の「オリンピック日記」

平成18年6月13日(火)・・曇り
 
ロンドン・オリンピック関係者の発言内容

午後1時から本会議代表質問。
当然ながら、今日はオリンピック関連の質問が多い。
 初めて経費の概要を明らかにした
  1. 会場の仮設費用等の大会運営費は2012年開催予定のロンドンと同程度の3,000億円。
     全てIOCの配分金・スポンサーの協賛金等で賄い、
税金は投入しない。
  2. メインスタジアムなどの関連施設の整備費が5,000億円、
     この内、
東京都は1割の500億円程度!!

 石原知事は答弁の中で「ロンドン視察」のことをたびたび引き合いに出した。
 議会が終わりオリンピック担当者から渡されたのが下の
 「
ロンドン・オリンピック関係者の発言内容
 と題する文書だ。
 「5. その他」と書かれた内容が気になった。
  1. 
招致活動経費は、ロンドン市、国、民間がそれぞれ1/3ずつ負担(合計役3,000ポンド:約66億円)
     
  2. 
基本理念は活動当初から招致決定までの間、何度も変更
     
  3. 
施設配置は招致が決まった後でも変更可能。ロンドンはIOCの許可のもと、
   メディアセンターの位置を変更
     
  4. 
招致活動は民間主導。IOCは政治家主導による招致活動を嫌う
     
  5. 
国民に対し、招致活動経費の内訳についての説明は行っていない(要求もない)
     


 
石原知事は大会運営経費をロンドンと同程度と言いっている。
上記内容が正しければ、ロンドン市は招致活動経費に22億円を負担したことになり、
東京の招致活動経費はロンドンと同じくらいの22億円を想定しているのだろうか?
また、基本理念そして施設配置も変更を考えているのたろうか?

 ロンドンはオリンピックを招致するのに、66億円とはずいぶん金をかけたものだ。
 「金まみれのオリンピック」と言われるが、これではオリンピックの感動が薄れてしまう。

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平成18年6月14日(水)・・晴れ
 
イギリス/BBC放送の「五輪を買う」!!
  スタジオ6と長野に推薦した人物!!


昨日の続き。
 今日は本会議一般質問、オリンピック関連の質問があったが招致活動について踏み込んだ
ものはなかった。

 昨日、「
ロンドン・オリンピック関係者の発言内容」と書かれた文書を取り上げた。
 
今日は「長野県」調査委員会が作成した「長野冬季五輪の帳簿焼却問題/報告書」で、
2012年/ロンドン・オリンピックの招致活動に関連する記載があるので紹介する(
)
(137ページ〜140ページ)。
 それは、イギリス/BBC放送「
五輪を買う」と題し平成16年8月4日に放送した報道番組。
 
BBC記者が、2012年開催のオリンピックをロンドンに招致しようと目論む企業の社員に
扮し
、IOC委員のほかスタジオ6などのエージェントに接触、長期にわたる潜行取材によって、
オリンピック招致の際、行われてきた集票活動の実態を浮き彫りにするというものだ。

 
 昨日の都の担当者から受け取った「
ロンドン・オリンピック関係者の発言内容」には、
 
ロンドン・オリンピックの招致活動経費/66億円と書かれていた。
 昨日、
福岡市は平成9年までの招致費を40億円と見込んでいる!と新聞が報じている。
 
 
商業主義・プロ選手・高額放映権 etc 
  他の競技大会が多すぎて8月にしか開催できないオリンピック?????
   10年前から開催立候補都市は、数十億円もかけて招致合戦を始める。
    
 
IOCはオリンピック開催の手法を、大改革する時期にきているのでないだろうか?

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 (ーー2004年8月時点での90万ユーロとは。日本円で約1億12000万円)

 

長野冬季五輪の招致委員会は、この「スタジオ6」に4,500万円のエージェント料が支払った。
また、猪谷IOC委員の強い推薦によってスタジオ6との契約が取り交わされていたことが
議事録などから推測できる。
以下は「長野県」調査委員会が作成した「長野冬季五輪の帳簿焼却問題/報告書」
134ページ〜135ページ
()である。

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平成18年6月15日(木)・・雨
 
総務委員会/頼りないオリンピック招致本部

昨日の続き。
 今日は総務委員会が午後1時から開かれ、オリンピック、東京マラソンについても質疑が
行われた。
 現在、2016年東京オリンピック招致の実動部隊は「東京都東京オリンピック招致本部」、
委員から早くも
福岡に勝つための「55票の票読みは?」などとハッパをかけられ
「開催概要計画書が提出されてから・・・」と担当者は優等生の答弁をしていた。
この優等生の答弁、ユニークなので議事録が出来てきたらUPする。
 
●福岡市オリンピック招致のホームページを見ると、施設の予算、招致活動費などが
細かく掲載され、議論が活発に行われているようだ。
しかし、東京都はやっと大会運営費は2012年開催予定の
ロンドンと同程度の3,000億円
メインスタジアムなどの関連施設の整備費が5,000億円、この内
東京都は1割の500億円程度!!
とこれだけしか明らかにしていない。
そこで、「
なぜ福岡のように情報を知らせないのか?」 と行革110番の質問に、
福岡は変更する。都は開催概要計画書で正確な数字をだす」という趣旨の答弁!。
また、「
開催概要計画書を職員は関与せず電通に丸投げなのでは?」と質問すると、
担当者はきっぱりと否定したが、オリンピックに精通している職員がたくさんいたとは
思えないのだが!!!


●石原知事は福岡に勝つための作戦「
後だしジャンケンのつもりかもしれないが、
オリンピックは選挙とは違い、莫大な税金が投入される。
都民の税金を使う以上、都民そして議会に開催の概要を公表し、意見を聞くのが当然なのに、
頼りない招致本部職員と電通だけで企画案をつくりJOCに提出後に公表する、考えのようだ。

 こんな考え方で、東京都はオリンピックの候補都市に立候補する資格があるのだろうか?
 
先日、
都職員より!!と書かれた以下()のメールが届いた。
 
東京へのオリンピック誘致、アホらしい! また土建屋をもうけさせておしまい!
また利権があちこちに生まれ、その甘い汁を吸おうとするのが群がるだろう。
私は都職員、オリンピックなんて反対!
たかが2週間の運動会、どれだけの職員の労力と税金が無駄遣いされるんだ!
どうせ開催時には石原のジイサンも生きちゃいない。
誘致活動は福岡県に頑張ってほしい!




平成18年6月26日(月)・・曇り
 2016年/東京オリンピック競技会場配置図
  都の発表した地図が「複製厳禁」とは????


●東京オリンピック招致本部長名で
 「2016年東京オリンピックに関わる競技会場及び練習会場の送付について」
として、今日マスコミに発表した文書だ。
 下記の競技会場・練習会場配置図が配布されたが、地図の右下に「
複製厳禁」の
文字がある。
 都が発表した文書で「
複製厳禁」にお目にかかるのは初めてだ。
 そんな訳で、今日の所は全体の地図については黒でマスクしてあります。

 都民の周知していく!! とするオリンピック招致本部なのに「
複製厳禁」で
どうやってアピールするのだろう。
何か後ろめたいことでもあるのだろうか??
複製厳禁」の意味をただしてみなければならない。


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●競技会場の一覧(
)だが、コンパクトと言うだけあって
「メディアセンター・メインスタジアム・選手村・ビッグサイト・海の森・中央防波堤外埋立地
有明テニスの森・お台場臨海公園・等々」
と、
臨海部に競技会場があるが、
 海を渡るためにの高速道路は大渋滞、選手・関係者用に専用レーンまで、鉄道も細々、
  
東京の暑〜い暑〜い「8月」、どうやって会場まで行くのだろう!!
 これから道路・地下鉄を作る計画だろうが、またまた工事で大渋滞!!
 成熟した(年老いた)東京の街にバイパス手術をするようなもの、
 考えだだけでゾッ〜とする。
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平成18年6月30日(金)・・晴れ
 
2016年東京オリンピック開催概要計画書 
 
今日、2016年東京オリンピック開催概要計画書がJOCに提出された。
 東京都のホームページにPDFで掲載されているので、詳細はそちらを見て下さい。

 
表紙は銀色? 内表紙は!!
   
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半径10Kmと言うが???? 下(↓)の日常の輸送手段と書かれた項目には
 「
各競技場へ向かう高速道路および一般道路にはオリンピック専用レーンを設け、
 選手村と競技会場を20分以内で結びます(サッカー、セーリングを除く)
。」
 と書かれている。
 また17〜18ページ(開催概要計画書画面が大きすぎてUPできないので、都のホームページを見て下さい)
 には選手村と競技会場との間には専用レーンを設け、
  江東区有明の
選手村から一番遠い(サッカー、セーリングを除く)駒沢公園総合運動場まで
    距離/11.3Km、所要時間/20分
で走れる、
 等と詳細に書かれている。
  道路事情の凄まじい東京、高速道路だけでなく一般道路まで「専用レーン」で規制する。
 これでは、
都民は2016年の真夏に、地獄の交通渋滞を味わうことになる
 また、オリンピック目指して集中的に道路作りをすれば
これからの10年間、東京の
 交通渋滞は一層激しくなる
だろう。
 
  
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(↑ 開催概要計画書 6ページ)


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(↑ 開催概要計画書 96ページ)

 
収容人員10万人のオリンピックスタジアム(↓)。
    
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(↑ 開催概要計画書 26ページ)

 
55億円の招致予算を組まなければ、東京に招致できないと言う「オリンピック」。
 東京が福岡に勝ったとしても、IOC委員が世界の立候補都市から1つ選ぶことになっている。
 負ければ55億円は無駄になる。
  これが現代オリンピックの現状だ。

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(↑ 開催概要計画書 112ページ)


                
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